シンテックスの会社でも普段使用している安全靴ですが、
実は安全靴、と呼べるのはJIS規格に合格したものだけなんですね。
最近では海外からスニーカータイプの靴の輸入が増加したため、
安全性の適正な判断のために、JISの他にもJSAA規格が設けられています。
こちらはプロテクティブスニーカーと呼び、「足を保護する目的の靴」という位置づけです。
安全性はJIS規格の方が高いですが、軽量の為動きやすかったり、
素材の自由度が高いため多彩なデザインが可能です。
このどちらにもあてはまらないものも存在します。
ではその安全靴の性能をどうやって確認しているかというと、
耐衝撃性能、耐圧迫性能、表底の剥離抵抗などで確かめています。
わかりやすい例で言うと、耐圧迫性能とは先芯を平滑な鋼板の間に挟み込み、
ゆっくりと圧迫していき、規定以上の隙間を確保できるかを調べます。
重作業用でおよそセダン1台分、普通作業用でリッターカー1台分、軽作業用で軽自動車0.5台分の圧迫力になるまで検証します。
日本においては普通作業用が最も多く使われています。
安全靴は湿気により経年変化をおこすことがありますので、
風通しの良い場所に保管するようにしましょう。