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原油高の影響はどこまで

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大分県内のレギュラーガソリンの平均小売価格が、

1リットルあたり177.3円と5週連続で値上がりしました。

ウクライナ情勢の緊迫化などに伴う価格の高騰が原因とされていますが、

影響は電気料金にも及びます。

火力発電の主力となっている天然ガスの輸入価格は原油価格をベースにしているからです。

燃料費調整制度の存在も不安材料の1つです。

電力会社がこれくらいで燃料を買い付けできるとして設定した「基準燃料価格」と、

原油、天然ガス、石炭の直近3カ月間の購入平均値を貿易統計から算出する

「平均燃料価格」の差を電気料金で一部調整する仕組みです。

さらにこれに追い打ちをかけるのが円安です。

1ドル115円台は2017年3月以来の安値です。

円が下落すれば石油、天然ガスなど輸入品の価格が値上がりし、

エネルギー調達価格のさらなる上昇が避けられません。

また 冬は電気使用量が多く、必然的に再エネ賦課金も上がります。

その他にもさまざまなものの値上げが予想されます。